レジン液の魅力は初心者でも手軽に扱え、
初心者でもかわいいアクセサリーが作れる点にあります。
趣味としてレジンアクセサリー作りを楽しみたい、
副業としてレジンを始めてみたいと思っていても、
基本的な道具やレジン液の基本的な使い方が分からず、
レジン作成に踏み出せない方も多いかと思います。
初心者さんが知ってくと便利な基本の
道具・レジン液の基本的な使い方を分かりやすく
ご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。
初心者さんが知っておきたいレジン液の基礎知識
レジン液とは?
レジン液には、
- UVレジン液(紫外線硬化樹脂)
- エポキシレジン
があり、ハンドメイド手芸でよく使われているのは
手軽に扱えるUVレジンの方です。
UVレジンは紫外線に反応し硬化し、
プラスチックや木材・金属・紙・布などに使えるタイプ。
エポキシレジンは2液混合型。
主剤・硬化剤を混ぜ合わせることで硬化し、
主に厚みなどがある物を作る時に使用します。
UVレジン液の種類
- ハードタイプ
レジンの特徴は、硬化後無色透明になること。
透明なレジンに着色料を混ぜることで、
オリジナルの色付けができます。
最近のレジン液は、
LEDにも対応した物が主流になりつつあります。
商品名で良いますとUV-LED対応と書かれている商品が、
UVライトでも、LEDライトでも使用可能なレジン液になっています。
- ソフトタイプ
硬化後も柔らかく、ゴムのような感触になるのが特徴。
シールの加工やオリジナルのパーツ作りに向いています。
- カラーレジン
着色されているため、自分で着色する手間が省けます。
レジン液初心者さんがそろえた方がいい基本の道具とは?
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シリコンモールド(シリコン型)
レジンを流し込むシリコンモールド型は、
レジンアクセサリーを作る上で欠かせない道具です。
自分の好きなモールドにレジン液を流し込み、
日光・UVライトで硬化します。
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土台パーツ
底がない空枠、底があるミール皿などがあります。
シリコンモールドよりも空枠の方がレジンを使う量も少なく、
デザインに迷わずに済むのでレジン初心者にもオススメですよ。
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封入パーツ
レジン専用の封入パーツもありますが、入手しやすいのが100均のネイルコーナーにあるデコパーツ。
メタルパーツやラメ、クラッシュシェル、ホログラムの他に、ビーズやチャーム、ドライフラワーなどを封入することで、自分だけのオリジナル作品が手軽に作れます。
他にもレジンシールや専用のフィルムがあると、作品の幅が広がります。
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ライト
人工的に紫外線を作り出し、
人工的にレジンを硬化してくれる便利アイテム。
UVレジンは太陽光が作り出す紫外線でも硬化しますが、
硬化するまで時間がかるので、
できればUVライトを一台持っておくと便利。
2種類あります
- UVライト
蛍光管を使っているライトです。
特徴としては、球切れするのと、
光量が低下する速度が速いです。
最近固まりが悪いと思ったら、
光量低下している事もあります。
- LEDライト
最近は照明などでも使用されている、
LEDを使用したライトですね。
最大の特徴は、光量が落ちにくいのと、
寿命が長い事です。
注意する点は、レジン液が
UV-LED対応品を使わないと
固まりません。
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マスキングテープ
空枠などの下に敷きレジンが流れ出るのを防止するのに使います。
他にもミール皿などの底に好きな柄のマスキングテープを敷き、レジンで固める方法にも使えます。
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ピンセット
レジンの中に封入パーツを入れる時、ピンセットがあると便利。
ピンセットはネイルアート用の物が使いやすいです。
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ナイロン(シリコン)製の筆
レジンを塗る、削ったレジン面を塗装する際使います。
絵画用の筆よりナイロン製やリコン製の筆の方が、毛先が抜けず使いやすいです。
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つまようじ
レジン液をモールドや枠に流し込む、レジン内に細かいパーツを入れる、レジン内に入ってしまう気泡を潰す・取り除く時に使います。
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UVレジンクリーナー(エタノール、除光液)
レジンを塗った筆先やシリコンモールドに付いたレジン液を拭き取る時に使います。
最近では専用クリーナーも販売されていますが、薬局で販売されているエタノールでも代用できます。
エタノールを買うのはハードルが高いなら、マニキュアを落とす除光液もオススメ。
ただし、アセトン入りの除光液は洗浄力が強くモールドが溶ける、レジンがくもる原因になることがあります。
最近ではノンアセトンの除光液もありますので、ノンアセトンの除光液の方をオススメします。
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手袋
レジン液から手を守る時に使います。
手にぴったりフィットするタイプが作業もしやすくオススメです。
初心者さんでも失敗しないUVレジン液の基本的な使い方
1.デザインを決めておく
何のデザインも考えずレジン液と封入パーツを入れてしまうと、結構な割合で失敗してしまいます。
どんなデザインにしたいのか、あらかじめ封入パーツを組み合わせデザインを考えておくと失敗しにくいですよ。
2.シリコンモールド(ミール皿)をきれいにしておく
レジンは透明さが命ですから、作品にほこりやごみが入り込んでしまうと美しさが半減します。
レジン液を入れる前に、モールド内をマスキングテープの粘着面でほこりを取るか、レジンクリーナーを含ませたティッシュでふき取りましょう。
3.レジン液を入れる
美しいレジン作品を作る基本は、レジン液を何層も重ね硬化させることです。
最初から一気にレジン液を投入せず、最初は型内に薄くレジン液を流し入れ、気泡を取り除いたのち硬化させます。
ポイントはレジン液のボトルを押す際、入れたい量をモールドや型の一点にゆっくり入れること。
途中で手を止めると気泡が入りやすいので、なるべく手を止めないようにしましょう。
レジン液が型内に行き渡るよう、モールド型をかたむける、つまようじや筆で気泡が入らないようそっと伸ばし全体にレジン液を付けていきます。
作業の際、気泡を取り除いておくときれいに仕上がります。
4.仮硬化させる
理想のデザインになっているか、気泡が取り除けたかを確認後、仮硬化します。
- 太陽光の当たる場所に置く
- UVライトを使う
など、2つの方法がありますが、レジンは硬化する際シリコンモールド・ミール皿自体が熱くなるので、太陽光で硬化する場合には場所を考えて置きましょう。
気泡がないか、全体にきれいにレジンが広がっているか確認後、太陽光なら数分、UVライトなら30秒程度仮硬化させます
5.レジン液とパーツを入れ再び仮硬化
この時モールド内に封入パーツを入れ、気泡を取り除いてから再び仮硬化します。
この際パーツをしっかりレジン内に沈めておかないと、気泡ができる原因になるので要注意!
6.最後のレジン層を作る
レジンは硬化する際収縮しますから、モールドの場合には型の上部より少し多めにレジン液を入れるよう心がけましょう。
本硬化ではしっかり硬化させる必要がありますから、表面を5~6分程度硬化させます。
(厚みのある物の場合、硬化に時間がかかるので長めに硬化させましょう)
シリコンモールドの場合には、底部分が硬化しにくいので、モールド型を裏返し再び2分程度硬化。
封入パーツは紫外線を通しませんから、入れている量が多いなら硬化時間を伸ばしましょう。
7.型から取り出す
熱いうちに取り出してしまうとモールド型を傷める原因になりますから、熱が冷めた後取り出します。
この段階でベタつかないなら完成です!
ピンクを作ってみました
まとめ
レジン液とシリコンモールド・ミール皿・封入パーツをそろえ、
基本的な使い方を知っておけば初心者でも簡単に作れますから、
まずは簡単な物からチャレンジしてみましょう!